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さらさらと消えていくものを、端から綴る。

『Little Women -若草物語-』登場人物がみんな愛しいという話

突然ですが、2020年の足音も聞こえるときになってまだ、私が高校生のときに全盛期だったブログというものを書いているとは思いませんでした。

でもそんなの当然だと思ったという話をします。だって、ぜんぜんSNSの文字数じゃ足りない。

 

というわけで、舞台『Little Women -若草物語-』を観てきました。

前の記事でも書いた通り、『若草物語』を朝夏まなとさんがやると知ったとき、「これはもう沼にハマるしかない……」と覚悟したくらい、子ども時代、刷り込みレベルで好きだった物語です。

しかも、朝夏まなとさんがやるのはジョー。マーチ家唯一の息子、と呼ばれた次女・ジョー。まぁ様がジョー。いや、もうそりゃあ、まぁ様がジョーですよね。それしかない。

 


ミュージカル『Little Women-若草物語-』公式PV

 

ああ、もうこれはもう好きになる予感しかない、と降参状態で劇場に向かったのですが、その予想を遥かに超えるレベルで、でも一挙一動に狂喜乱舞というよりは、どちらかというとしみじみと好きな舞台になりました。

 

もうすぐ東京公演は終わってしまいますが、これから愛知と福岡もありますし、ここからはたたみます。ネタバレありです。というか、ネタバレしかありません。でも、だいたい「みんな愛しい」ということしか言ってないかも……。

 

 

 

まずそもそも『若草物語』が好き過ぎる

本が好きな女の子が必ず通る海外文学のひとつが『若草物語』だと思うのですが、四姉妹のうちの誰が好きかというと、まぁ、そりゃあ本が好きな子なら、あらかたジョーだと思うのです。

私はそうでした。圧倒的ジョー派。

言動は男勝りだけれど、女の子っぽい他の姉妹の誰よりも家族思い。そして、それはお菓子を焼いたりすることではなくて、自分の才能でお金を稼いで、みんなの夢を叶えようとする。

なのに、長くて綺麗な髪を自慢にしていて、いつもポニーテールにしているというのも好きでした。男勝りな性格との完璧なバランス。ショートカットだとトゥーマッチな気がする。

そして、そんな自分がいちばん大事にしているものを家族のために売ってしまうというのも、勇気があって好きだったエピソード。

どのくらいの話をやるのかなと思ったいたら、一幕でそのパートが終わり、二幕は若草の頃を抜けていく四姉妹の世界が描かれていました。

もちろんジョーが圧倒的に真ん中にいるのだけれど、ちょっと群像劇っぽくもあり。

その具合がむしろ大人っぽくて、少女小説の舞台化だけれど観客はほぼ大人…という客席にしっかり向いた、いいバランスだった気が。

舞台上、思っていたよりもびゅんびゅん時間が進み、そして時に前後するのですが、圧倒的に一幕の最初と二幕の最初、それから二幕の最後が私はすごく好きした。

 

登場人物がみんな愛しい、という話 

時系列に沿った感想は公演期間が終わってから書くとして、まずは、出てくる人たちのここが好きだったという話を延々とします。

ジョー:朝夏まなとさん

はい、正解。もうキャスティングだけで正解。最高です。見た目も、声も、言動も。全部が、ただただジョーです。

原作が好きな人ほど、出てきた瞬間に納得するレベル。最初の最初は、実は若草の頃のジョーとしてではなく、もう少し大人になったジョーとして登場するのですが、それでも完全にジョー。

全編もちろん(?)クラシックなブラウスに膨らんだスカートというスタイルなのに、まったく余計な淑女感がないのがすごい。ポニーテールもお似合いで言うことありません。

強いて言うなら、髪を切った後は、まぁ様がやるならもっとがつんとショートでもよかったのでは、というくらいです。

後、一幕で舞踏会の後のあるシーンで、あのまぁ様の脚の長さが普通に見えるというマジックが起きたので、「あぁ着るものって大事なんだな」と思いました。

あ、でも、最後のシーンのお衣装がすごく好きなんですけど、あの膨張色で一番すらっとして見えて「すごいな……」という一言に尽きました。なんでそうなるの? 

 

歌って踊って、もちろんお芝居して、そして劇中劇の全役をシャドウとしてやって…と特に一幕は本当にずっと出ずっぱり&動いているジョー。

思い返すと、小説を書いているシーンも多いはずなのに、まったく止まっている印象がないですね。すごいな。

スカートの裾を翻しながらいろんなことをしているのですが、スカートひらりしても少女感より少年感を感じるジョー。

そして怖い話をしてもいいですか。翻った裾から覗くブーツがフラット(!)なんですよ。え?? なんで??? だって死ぬほど脚長いよ???? きっちり背が高いよ????? 頭の中が疑問符でいっぱいです。

 

そんなジョーですが、結構いい性格してるんですよね。

すぐに自分の書いた物語を読み聞かせがち(頼まれてない時にも)なジョー。いろんなところから物を拝借しがちなジョー。姉妹が、そして家族がばらばらになるのを許せないジョー。

その気の強さとお調子者感があまりにストレートで、観ていて辛くなる展開が一瞬あり、「ああ、ジョーには少女小説の中のまま、かっこよくいてほしいんだな、私は」(そしてまぁ様ジョーなら完全にそれが可能)と一回目観たときには思ったりもしたのですが。

というのも、私が読んでいた子供向けの本では、ジョーのおかげでクリスマスが無事やってくるところで「めでたしめでたし」だったんですよね。ジョーは主人公であり、ただのヒーローだった。でも、この舞台はそこが始まりなんだな、と。

心のなかにいた文学少女を弔った2回目以降は、むしろジョーだけが若草の頃にこだわっているところも含めて泣けて泣けて。

かと言って、ジョーが自分の生き方を否定して変わってしまうことで、新たなハッピーエンドが来るわけではない。ジョーがジョーだから、幸せな結末がやってくるというところも最高でした。

その一連の心の機微が、痛いほど伝わってくるまぁ様ジョー。

一幕前半の頃のジョーだけを想像して「なんてぴったり」と思っていたのですが、観てみて、結果、陽の部分以外のところこそ、すごくすっと入ってくるジョーで、改めて「なんてぴったり……」と。

いやあ、まぁ様がジョーですね。ちょっとした台詞回しがもうジョーなんだよな。

好きな台詞は、いろいろありますが…

  • 「言って!」

軽い。あまりに軽いし速い。めっちゃ告白したがってるローリーに気づきもしないところが、ものすごくジョー。

  • 「私、ドレスを着るようにはできてないんだわ」

舞踏会に向かうシーンで。ふくれっ面にも程があるジョー。このときのお辞儀の仕方も、うんざりしてる感じがかわいくて。動作も台詞も完全にジョー。

  • 「妹のエイミーはとっても優しくて、綺麗な扇子を貸してくれたってみんなには言うわ!」

クズ過ぎて笑ってしまった。笑 あまりにも大人げないよー、と。結構年齢違う妹相手なのに。

精神年齢が高いのか低いのかわからないのがジョーの魅力のひとつだと思うのですが、もうそのあたりが完璧にジョー。

  • 「お母様のせいじゃないわ。あの子を生んだのはお母様だけど」

緊迫感のあるシーンなのですが、そこがシリアス一辺倒じゃなくてすごい。ここ、間の取り方があまりにジョー。

言いそう。めっちゃその口調でそのタイミングで言いそう!  という台詞を完全な呼吸で入れてくるまぁ様ジョー、最高ですね。

お母さまよく笑わないな…と思いながら観てました。どちらもさすがである。

  • 「晴れてるけど」

ベア教授に向かって。最後にこのジョーを見せてくれてありがとう、なターン。

ベア教授と喋っているときだけは、どれだけ時が進んでも一幕の私が好きなジョーのままなのでそこがもうね。そりゃあ、あのラストになりますよね、という感じ。

他にも色々書きたいことがあるのですが、この時点で既に3,000字を超えているので、別途また書きます。 

 

メグ:彩乃かなみさん

さて、ようやく二人目。四姉妹の長女、メグ。すごくかわいい長女でした。

ぜんぜんしっかりしてなくて、とってもロマンチストで、受け身かと思いきやがんがん攻めるところは攻めて。

長女にありがちな家族のために割りを食って犠牲になる、という感じがまったくしない長女。*1最高ですね。全長女に夢を与える。家族を愛しつつも、しっかりちゃっかり自分の幸せに全力なメグ。

ちなみに、舞台上のメグはポスターの倍くらい目が大きくて、そしてはてしなく色白で、どうなっとるんじゃい…と。何故。普通、逆では。

きっちり編み込んだ髪型もお似合いだし、ともすれば、もさっとしそうな衣装の着こなしがとっても素敵!

フリルのハイネック(!)に、白地に細かい花柄のワンピースは、ハイウエストで結ばれた紅いリボンも相まってかわいかったし。

最後のくすんだブルーのレースにパープルのリボンが差し色で入ったドレスも、すごく綺麗でした。少女趣味なドレスが、メグが着るといい感じにクラシックに見える。

言い方が好きだった台詞は、やっぱり、「私、この部屋に少女を脱ぎ捨てて行ったのかもしれない。そして、大人の女性として戻ってきたんだわ」ですかね。

メグだけ背中に少女漫画のトーンとか背負いがちなところがほんと愛おしいですよね。

それから、ある意味、四姉妹の現実派担当なところもあるキャラなので、最後のエイミーに関する言動のすべてが最高でした。

 

ベス:井上小百合さん(乃木坂46

出てきた瞬間の感想。「華奢! 顔が小さい! このベス死にそう!!!」

そもそもみなさん顔が小さいのに、その中で更にキュッと小さくて、まずはそれがすごい衝撃でした。体も骨格からして小さくて、吹いたら飛んでいきそう。いやー、まず見た目の説得力がすごい。

若草物語』が好きな人の話に戻りますけど、ぜっっったいにベスは特別なんですよ。ベスを好きでベスになりたかったという人もいるキャラですし(完全に清く正しく美しいヒロインポジなので)、ジョーが好きだった人はベスが好き。間違いない。

ぜったいにベスにはなれないとわかっているから、ベスが好き。

ただありのままに行動するだけで、隣の家の怖いおじ様に、思い出のピアノを弾かせてもらえたりします?? はい、無理。なんにもないクリスマスに、「でも私達にはお互いがいるじゃない」って心から言えたりします??? はい、無理。

とはいえ、生身の人間がやるとなると、そのすべてを嫌味がなく清らかに見せてくれるベスじゃないと、しらーっとしてしまうという難しい役ですよね。

それがもう、見た目の華奢さでまず納得。そして一声喋ると、はい、もう異論はありません。

声がね、すごくベスでした。高いだけでも澄んでいるだけでもだめ。そりゃあ、ジョーも「天使も耳を傾けそうな美しい声」(あやふや)なんて形容しますわ、という感じ。

劇中一貫して、四姉妹の中で一番感情が安定してるんですけど、彼女が唯一感情MAXになったときの表し方がとってもかわいい。両手を胸の前で握りしめて、小刻みに左右にふるふる揺れるの。

あれ、すごいですね。完全に小動物のかわいさ。私がローレンスさんだったら、ピアノのついでにお屋敷もくれてしまいそうな勢い。

言い方が好きだった台詞は、その流れで、「メグ! メグー!」と姉を呼ぶところですかね。ちょっとした台詞なんですけど、この姉妹はこうやって、嬉しいことも悲しいこともすぐに共有してきたんだな、ということがわかるシーン。

そして、当たり前ですけど、ジョーとベスのシーンは全部いいですね。

それからものすごく上手に場を丸く収めていて、「世の中、ベスみたいな人がいないと回るもんも回んないよな…」という学びを得ました。

 

エイミー:下村実生さん(フェアリーズ)

かわいいは正義全世界が恋に落ちるクソガキ末っ子ちゃん。金髪とガーリーなお洋服が普段着レベルで似合ってるという……。

正直、原作ではあまり印象に残っていなかったエイミーが、ものすごく魅力的に見えました。怒っていても悪態をついてても、基本、口角が上がってるのがすごくエイミーっぽい。原作の1,000倍ムカつきもしますけど。笑

声がね、またキャンディーボイスなんです。喋り方も、ともかく舌ったらずで甘い。そして基本、喋りたいテンションで喋りたいことを、状況や相手の反応おかまいなしに喋る自由人。これぞ末っ子。

私が好きなのは、「お母様の絵を描いたの。髪にりんごの花を飾ったわ。春の女神みたい(うっとり)。ねえ、お父様死んじゃうの?(涙目になって)」(ちなみに、ここまで一息)ですね。

話題と感情の高低差が激しい。これぞエイミー。改めてこの四姉妹のキャストそれぞれのドンピシャ感、すごいですね。

そして、お母さま、よく笑わないな(二度目)。

さてさて。歌になると声の甘さはそのままに、発声がものすごくしっかりしていて、完全にディズニープリンセスです。ローリーとのデュエットはもはやディズニー映画。

最初の、ストライプなのにひたすら甘いリアルフランス人形みたいなお衣装もかわいくて好きですが、ラスト手前に髪をまとめて着ているパープルのシックなドレスも素敵でした。

ちなみに、一幕の最初の方で四姉妹が客席を指差して踊るところがあるのですが、バチコン☆とウインクつきでステップを踏んでてとっても萌えました。さすがアイドル。

 

お母さま:香寿たつきさん

うーん。歌が、歌が上手い。

もう、このお母さまを観られたことに感謝すべきでは??? というくらい、すべてが素晴らしかったんですけど。

それでも役としての良さをすべて上回る勢いでシンプルに歌が上手い。ずっと聴いてたくなっちゃう。歌う歌はどれも、どっちかって言うまでもなく悲しい歌なので、聴き続けると辛いのが唯一の欠点です。

ジョーに切々と「信じて」と歌い上げる歌があるんですが、そりゃもうその調子で歌われたら信じる以外に選択肢なくなりますわ、という説得力。

なんというか、聴いてるというより包み込まれるという感じですね。声に抱かれる。

お母さまは、台詞も含めてずっと低めの声なのですが(そしてそれがいい)、二幕でベスの伴奏に合わせてみんなで歌うところで、唯一高いキーにて「マサチューセッツ」の歌をハモってまして。

そこもまた、ずば抜けて上手くて笑ってしまいます。いや、どのキーで歌っても死ぬほど歌がお上手……。耳が幸せです。

好きな台詞は、冒頭のジョーへの「だめです。返してきなさい」と、一幕中盤での「みんないつの間にこんなに大きくなったの」。毅然とした台詞も、人間味が出る台詞も声のすべてが美しい。

踊れないわ! というメグに「あなたの半分も似合ってなかったわ」とドレスの着こなしを褒め、自らエスコートして踊らせまくるところも男前で素敵でした。

物理的にも大きなまぁ様ジョーどころか、四姉妹まとめて抱きしめないといけない立場なので、スケールの大きさが尋常じゃなく。いやー、でもやっぱり歌ですね。(最初に戻る)

 

マーチおばさま/カーク夫人:久野綾希子さん

さて、ようやく(!)マーチ家の女ラストです。一人二役でカーク夫人もしてらっしゃるのですが、そちらはとってもかわいいおせっかい焼きな大家さん(大人になったジョーの下宿先の)なので置いておきます。

さて。マーチおばさん。こちらはもう、ひたすらお強い。最初のステッキ遣いからして、最高なのですが、ジョーをがんがん叱りつけるシーンがお母さまとは違った絵面でまたぴったり。

ちっちゃなマーチおばさまが背の高いジョーを見上げて、ずーっと見上げてるのに、ずーっと上から叱りつけてるという。笑

お説教のターンから一転して、ちょっとヴィランズっぽいメロディーから始まるジョーとマーチおばさまのナンバーが、またとっても楽しくて! いろんな楽曲があったけれど、そこだけ切り出してまた観たい! と思ったのはこの曲かもしれません。

あなたには無理! とつっぱねる様が軽快で、楽しくて。だんだんノッてくるジョーとおばさまが握手をしてソファーに座るラストがとっても素敵です。この二人の組み合わせ、すっごくかわいい。

貴婦人教育の方でそのままお話が観てみたかったかも…と思ったけど、それってどこの『マイ・フェア・レディ』。

かたくなにジョーのことを「ジョゼフィーン!!」(必ず「!」つき)で呼ぶところ、そして、照れ隠しであろう「そのドレス、嫌いだわ」を繰り出すタイミングと言い方が最高です。

一方、直球ストレートな言葉で甘えてくるエイミーには弱くて、すぐにたじっとなってるところもかわいかった。

 

すみません、男性陣はダイジェストで

信じられないくらい長くなってきたので、男性陣はそれぞれ一番印象に残ったところをサクッと。

まずはローリーですね。とってもディズニー。林君の立ち振舞いがディズニー。歌もすごくてびっくりしました。そして、その上手さの方向性もなんかディズニーっぽい。ハッピー感とファンタジー感あふれる歌声で聴いていてわくわくしました。

正直、一幕のラストはローリーがひどいやつなんですけど、あまりに愛しいローリー像がそこまでに描かれているので、ジョー派の私でも「ジョー、もうそれくらいにしといてあげて…ローリーのライフはゼロよ……」という気持ちになります。笑

さすがマーチ家の四姉妹のハグに入ろうとして、なんとなく成功してしまう男。愛され力がすごい。そして、すぐにメダル自慢をしがち。

男性陣の中ではダントツの衣装持ちですが、一幕の白タートルが特にとってもお似合いです。普段着なのに、品が良い。

 

村井さんのローレンスさんは、ずるいおじさま。ダンディの一言ですね。あんなのみんな好きになる。

ベスにころっと心を許してからの助っ人感たるや。自分のチョロさに自分で気づいていて、さっさと退散したそうなところもかわいい。

そして、劇中劇でやってらっしゃるある役の説得力がすごいです。

 

川久保さんのジョン・ブルック。メグのジョン。プロポーズのときに、書いてきたメモをあるきっかけでぐしゃりと握りつぶすシーンがあるんですけど、そこがね、ほんとにほんとにすごく素敵です。

プロポーズをメモに書いてくる男なので、そりゃあ、手紙も日に何通も書くでしょう、という感じ。笑

結婚してからのマーチ家のみんなへの関わり方がとっても自然で、それも素敵。

そしてちょっとびっくりするくらい背が高くて、すっきりと整った顔立ちでした。メグが恋に落ちる説得力が抜群。話してみると、なんかちょっと変な人感ありましたが。笑

 

宮原さんのベア教授は、今、公式サイトを見てびっくりしたんですけど、ポスター撮りのときにはお髭がなかったんですね!? 誰????? とってもツルッとしている…!

結果的にはあの眼鏡と髭、本当に最高だったと思います。誕生日パーティーを開かれて体調が悪くなっちゃうところ、ぼやきで1曲歌い上げるところ。あの風貌じゃないと、もはや想像できない……。

別にジョーは恋なんてしなくてよいのです! と思っていたけど、仕方ねぇなこのベア教授なら許してあげなくもないという気持ちになります。笑(どこから目線)

 

終わらない感想

はい。

というわけで、ものすごく長々と書きました。

当初思っていた、大好きな『若草物語』の主演をまぁ様がやるのを観たい!! という完全主人公一点集中な楽しみ方とは、結果的に違ったりもしたわけですが。

誰がいいというか、みんないい、というか。そして、結局改めてジョーが好きになる、というか。すごくこの人達のこと好きだな、と舞台を眺めながらしみじみ思う舞台でした。永遠にこの掛け合いを観ていたいな、と。

さて、とはいえ、やはり視線はほぼまぁ様にあったことも事実でして。笑

これでもたくさんのことを端折ったので、次の記事ではひたすら「まぁ様ジョーのここが好きだった」という話をします。際限もなく。

自分の好きな役を、好きな役者さんがやってくれるなんて、生きててそう何回もある僥倖じゃない。幸せでした。 

そう思った細部のあれやこれやを、忘れないうちに、書いておきたいと思います。

 

*1:この物語では、その役割を次女のジョーがしているからですが